顧客の信頼を背景に安定成長を続ける、宮崎県屈指の電子部品メーカー

取材日: 公開日:

株式会社エスエヌシー
工業製品に欠かせない重要部品である「リレー(継電器)」の製造
  • 新卒採用
  • 中途採用
  • 安定した成長を10年以上継続中
  • 努力がすぐに認められる公正な人事評価

工業製品に不可欠な「リレー(継電器)」を製造

「株式会社エスエヌシー」は、医療機器部品や自動車部品などを製造する「株式会社シンコー精機」のグループ企業です。取引率100%の主要顧客「宮崎富士通コンポーネント株式会社」様から「近くに供給体制を作ってほしい」との要望を受けて、2009年にシンコー精機から分社化しました。主力製品である「リレー(継電器)」とは電力のオン・オフを制御する装置で、多くの工業製品に欠かすことができない重要な部品です。

製造中のリレー(継電器)。写真は検査中のものです。

会社の業績は、2008年リーマンショック以降、右肩上がりで上昇を続けています。それを裏付けるように、2020年に宮崎日日新聞の紙面にて「県内電子部品製造業売り上げランキング」で「6位」と報じられるなど、着実に安定した成長を続けている企業です。宮崎富士通コンポーネント様からもご信頼をいただいており仕事は増加傾向、増産の計画もあり経営は順調です。

前述の通り、エスエヌシーはシンコー精機の関連会社であるため、現在全部で5社存在するグループ内の他社に異動になる場合もあるため、他の業種で自分の可能性を伸ばすチャンスも得られます。

製造機械はシンコー精機の関連会社が製作。グループ内で完結してモノづくりが行えるので、スムーズに作業できます。

頑張った人が認められる、公正で細やかな人事評価

エスエヌシーは、頑張った人が正当に認められる会社です。毎月、フォーマットに則ったきめ細やかで公正な人事評価が行われ、結果が賞与などにすぐ反映されます。もちろん各人の仕事内容により評価は月ごとに上下しますが、個別に上長から「ここを変えれば改善するよ」といった、丁寧なフィードバックを受けることができます。

シンコー精機グループには、「現場の自由な発想に任せる」という社風が根付いています。例えば直近でも、現場が主体になって投資・改善計画を立てて設備を新設し、歩留まり率(生産された製品のうちの良品の割合)の大幅な向上を実現しました。当然そのような現場の努力は、待遇面も含めて会社から正当に評価されます。

この機械で、ハイブリッド車「プリウス」の蓄電部分の制御部品を製作しています。

受け身の姿勢で仕事をせず、信念を持ってコツコツと努力を重ねられる方、向上心がある方にマッチする会社です。また、職人気質で黙々と仕事をこなすというより、周りとよくコミュニケーションを取って技術と情報を共有し、仲間と一緒にものを作っていける方にも向いています。実際の職場も、「困っているときには気軽に周りの社員に相談でき、逆に仲間が困っているときにはすぐ自分が助けてあげる」という雰囲気です。

今年、社員がヨットで国体に出場。会社全体で応援しています!

高専出身者の豊富な専門知識が求められる職場

シンコー精機グループでは年齢や学歴ではなく、現場での働きぶりが昇格・昇給に反映されます。そのためにも各自のスキルアップは不可欠ですが、会社が国家資格の取得などをバックアップしますし、合格した際には「資格手当」という形で社員に還元されます。

エスエヌシーでは、リレー製造のさらなる効率化を目指しています。そのための施策として、現状月産200万個を900万個にまで増産するため、リレー内のコイルを巻くための新設備を、今まさに現場主導で整備中です。それに加え、製品選別用のカメラを製造工程に組み込む案も進めています。このように常に新しい技術を積極的に取り入れていく風土がある職場なので、それにどんどんチャレンジしてくれる方が求められます。

出来上がった製品を検査。製造過程はほぼ自動化していますが、最後は人の力が重要になります。

スキルやチャレンジ精神という面で、専門知識が豊富な高専出身者はエスエヌシーへの親和性がとても高いです。専攻はどの分野でも問題ありませんが、特に電気・電子系や金型の知識がある方は即戦力になれるでしょう。ぜひ高専出身者にご入社いただき、ゆくゆくは会社を引っ張る存在として活躍されることを期待しています。

今後、工場面積も拡大予定。さらなる成長のためにも、新たな仲間を募集しています!

社員インタビュー

会社の良いところや、仕事のやりがいを教えてください

河野 利光さん

  • 管理部
  • 部長
  • 入社年| 1990年

仕事の進め方を自分たちに任せてもらえ、それが成果を上げればきちんと評価していただける点が、現場で働く人間としてはありがたいと思っています。私の場合は、「形がないことろから形を作る」ことが魅力である樹脂形成に、やりがいをもって取り組ませてもらっています。新入社員を迎える姿勢を含め、職場の雰囲気はとてもいいと思います。

職場の雰囲気はどのようなものですか?

竹平 裕哉さん

  • 部品製造課
  • リーダー
  • 入社年| 2010年

私自身がエスエヌシーに長く勤められているポイントは、社員みんなが優しくて仲が良いことにつきます。社員同士で、相手が困っていたら声をかけ合う風景が日常的です。上司との距離も近く、「聞いたら怒られるかも?」みたいな雰囲気は一切ありません。自分のアイデアを活かせる社風も魅力ですね。

取材者が感じた会社の印象

エスエヌシーには、上からの「あれをやれ」という指示で動くのではなく、現場から出た「こうやりたい」という意見を尊重する、自由で風通しの良い企業文化があることを感じました。穏やかな性格の社員の方が多いそうで、「入社してから12年間一度も上司に怒られたことがありません」という方もいらっしゃいました。

「自社で創意工夫をした設備を作り、どこにも負けない生産工場を目指したい。そのためにも専門知識が豊富な高専出身者をはじめとした、優秀な新入社員に入っていただきたい」という言葉が印象的でした。その反面、たとえ知識がない状態で入社しても、資格が取れるまでに成長できる環境が整った会社であることも伺えました。

この記事をシェアしよう!